持続可能なカカオ生産を!「茨大チョコレートプロジェクト」
―バレンタインを前に、カカオやチョコレートについて考えませんか?
茨城大学は2月1日(土)14時より、新浪体育図書館3階ライブラリーホールにおいて、茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター長の佐藤達雄農学部教授らが「『茨大チョコ』開発中!インドネシアのカカオ農家と茨大農学部の新たなチャレンジ」をテーマに語る、一般向けの講座系イベントを開催します。「茨城大学土曜アカデミー」として実施するもので、どなたでも、無料でご参加いただけます。
「茨大チョコレートプロジェクト」は、茨城大学農学部とインドネシアのガジャ?マダ大学(Universitas Gadjah Mada:UGM)との間の教育交流を契機に、インドネシア産カカオを使ったオリジナルチョコレートを作る活動として昨年(2024年)立ち上がったものです。学生たちがインドネシアのカカオ生産の実態に触れるとともに、商品開発やマーケティングといった活動も主体的に体験することで、持続可能な農業生産のあり方や地域課題への理解を深めることが期待されます。
茨城大学とガジャ?マダ大学は、2000年に農学部間で、2010年に大学間で交流協定を締結し交流を行ってきました。2020年、茨城大学の学生たちが同大のココアパウダー製造工場「UGM Cocoa Teaching and Learning Industry」を初めて見学したことをきっかけに、「チョコレートプロジェクト」が構想されました。2024年には、学生たちがカカオの栽培から発酵、チョコレート作りまでの一連の流れを実践的に学修。その体験を経た学生たちが参加する形で、茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター内に整備したチョコレート製造設備を利用して、「茨大チョコレート」の試作を行ってきました。今後は、茨城大学とガジャ?マダ大学の教育交流の歴史やインドネシアのカカオ生産の持続可能性を広く発信できる象徴的なものとして、チョコレートの商品展開を図っていきます。
今回の講座では、佐藤教授と、佐藤研究室に所属する東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程の岩田 京さんの他、プロジェクトに関わっている大学生も登壇し、プロジェクトの進捗状況やインドネシア農家の現状などをお話します。「茨大チョコレート」の試食も予定します。バレンタイン目前のこの時季に、カカオやチョコレートを取り巻く現状について考えてみませんか?
茨城大学の土曜アカデミーは、地域の皆様と、学生たちと、ともに学び楽しむイベント?講座です。講座一覧は こちら からご覧いただけます。
茨城大学土曜アカデミー
「『茨大チョコ』開発中!インドネシアのカカオ農家と茨大農学部の新たなチャレンジ」
日時
2025年2月1日(土)14:00~15:30
会場
茨城大学新浪体育図書館3階ライブラリーホール
講師
佐藤 達雄(茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター長/農学部教授)
岩田 京(東京農工大学連合農学研究科) ほか
参加費
無料(申込不要)
お問い合わせ
茨城大学広報?アウトリーチ支援室
TEL:029-228-8008